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春整枝(はるせいし)

「暑さ寒さも彼岸まで」増田伊之助茶園茶葉研究所では、お彼岸を過ぎた辺りから春整枝(はるせいし)を始めます。春整枝とは・・・新茶を摘むにあたり、去年の古い葉っぱが入ってしまうと品質が落ちるので、それを防ぐために行う作業です。当園では、大きなバリカンのようなもので茶畑の形を整えます。

 

この作業は、あまり早過ぎると霜の被害を受けやすく、逆に遅すぎると新芽の揃いが悪くなり、収穫量も少なくなってしまいます。自然が相手の仕事なので、見極めがとても難しいのです。過去の経験則から判断し、その年の春整枝の時期を決めています。今年は例年より、新茶の茶摘みが早くなりそうな感じで、茶畑の新芽の生育を注意深く観察する今日この頃です。。