茶畑

茶畑 · 2020/05/31
2020年春の増田伊之助茶園の新茶づくりは、4月30日からスタートしました。 今年の新芽の特徴は大きく2点です。 1.新芽が出てから茶摘みまで時間がかかった。 2.4月の朝晩の冷え込みにより新芽の伸びがイマイチだった。 そのため・・・ ①新芽が硬め。 ②収穫量が少ない。...
茶畑 · 2020/05/05
4月30日より、2020春の茶摘みが始まりました!今年は、昨年のようなひどい霜がなかったため、新芽の生育はかなり順調で良い状態です!長年日本茶づくりにこだわって来て、新茶とは「若葉の香りや、その年ならではの新鮮な感覚を楽しむもの」と思っています。ワインに詳しいわけではありませんが、ボージョレ・ヌーボーのようなものだと思います。...

茶畑 · 2020/04/22
当園では、美味しいお茶を作るために遮光を開始しました。太陽光線を遮る事により、お茶の旨味の成分であります「アミノ酸」が増え渋みの成分「カテキン類」が減少します。また、色も山吹色から鮮緑色に変化します。遮光ネットも色や遮光率など様々。当研究所では、数十年前より遮光の研究を始め、現在までに、色では黒、シルバー、白と黒のダブルなどを、遮光率では、70%~90%までのものを試してみました。その結果、当茶園の環境において求める美味しいお茶は、色は黒、遮光率は、80%のものが良いとなりました。今年は、朝晩の低温と降水量が多いようなので、例年よりも遮光日数を長めにして、色・味・香りのバランスが整うように新芽の生育を慎重に観察して行きたいと思います。 過去に書いた関連の論文はこちら

茶畑 · 2020/04/20
毎日茶畑で新芽の観察をしています。今年はいまの所、霜の被害を受けてませんので、新芽の生育は順調です。今週から、部分的に遮光ネットを被せて行く予定です。長年の経験から新芽の状態が一芯二葉になった頃が適期としています。当園のお茶の詳細:参考に御覧ください https://www.inosukecha.com/meichadtails/

茶畑 · 2020/04/09
茶畑で新芽が動き始めました!毎日のように茶園に出ては、芽の生育状態を観察しています。先日、埼玉県にある茶業研究所の方に今年の新茶の生育についてお尋ねしたところ、全般的には平年並みとの事でした。昨年は、霜の被害を受けましたので、新芽の生育も遅れてしまいました。...

茶畑 · 2020/04/06
「暑さ寒さも彼岸まで」増田伊之助茶園茶葉研究所では、お彼岸を過ぎた辺りから春整枝(はるせいし)を始めます。春整枝とは・・・新茶を摘むにあたり、去年の古い葉っぱが入ってしまうと品質が落ちるので、それを防ぐために行う作業です。当園では、大きなバリカンのようなもので茶畑の形を整えます。...

茶畑 · 2020/04/01
増田伊之助茶園茶葉研究所では、常に新品種の研究をしています。埼玉の気候でどのように育ち、どんな品質のお茶が生まれるのか?もちろん成功した品種ばかりではなく、過去には失敗した品種が沢山あります。実は失敗のほうが多いかと思います。しかし失敗を恐れていては、納得のいく日本茶づくりは出来ませんし、皆さまに美味しい日本茶を飲んでいただく機会を増やせません。 日本茶好きな人には美味しくより興味深い日本茶を、そして日本茶に興味がない方にも・・・日本の文化である日本茶のより良い味を伝え、興味を持っていただけるようにとの想いから日夜研究を続けております。今年植えた品種は、「めいりょく」と言う苗です。数年後には、お茶摘みが出来るようになります。大切に育てて参りますので、皆さまと一緒に味わえる日を、どうぞ長い目で見て楽しみにしていてください。 ご興味のございます方は、事前に日数に余裕を持って連絡をいただければ、茶畑をご案内しますので遠慮なくお問合せください。私どもと一緒に見守りながら、数年後に味わっていただきますと、より深く日本茶を楽しめると思います。

茶畑 · 2020/03/23
増田伊之助茶園茶葉研究所の茶畑には、美味しいお茶づくりのための大型扇風機を設置しています。防霜(ぼうそう)ファンと呼ばれているもので、読んで字のごとく霜を防ぐものです。一年間丹精込めて育てたお茶も、一晩の霜で、それまでの苦労が水の泡になってしまうことがあるのです。...

茶畑 · 2020/03/17
当園では、古くなった茶樹を新しい品種へと植えかえる準備をしています。茶農家によって苗の選定から植え方は様々ですが・・・父の長年の経験から、当園ではビニールのマルチングを敷いてそこに植える方式を採用しています。3月中旬に苗が届く予定なので、日々準備を進めています。

茶畑 · 2020/03/10
当園では、美味しい日本茶を作るため、3月上旬に春肥(はるひ・はるごえ)を施します。昔は、バケツに肥料を入れて手で行っていましたが、最近は、エンジン付きの肥料散布機というものを使って撒いています。原料は、有機質肥料で、菜種油を搾った粕を使います。昔からこの肥料はお茶の品質を良くすると言われています。...

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